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もやもや
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僕は、潤が、制服のシャツの下に、下着を着ていないのを思い出した。
ということは、潤は、あの女性の手のぬくもりを、薄いシャツの生地を通して、感じているわけだ、と変な想像をした。
僕が、じっと見ているのに気づいて、二人は、慌てたように、距離をとった。
あの女性って、潤の母親だよな? 継母なのかな?
潤には、聞くなと言われていたので、聞けなかった。
ちょっとベタベタしすぎなんじゃないの?
と思ったけれど、僕のやっかみも入っているような気がするので、不快な気持ちをこらえた。潤を取られてしまうんじゃないかという不安と、きれいな大人の女性に大人の男のように愛されているように見える潤への妬みが混じった感情だった。
いや、母親だし。それに、きれいっていっても、潤か譲の母親ってことは、40くらいのはずだし。
なんで、そんなにもやもやした気持ちにならないといけないんだ、本当に、今日の僕は、どうかしている、と思った。
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