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秘密
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caution!
(フィクションの表現です。危険なので実際にしないでください)
潤の肩越しに、女性の目が大きく見開かれ、人形が呼吸するようにゆっくりと瞼が伏せられ、亡霊のように脱衣所を出て行くのが見えた。
潤の身体が、白いごわっとした触感の、厚手の大きなバスタオル越しにあった。
「潤、よかったの? 僕とのことを言ってしまって」
「言ってしまった……」
潤の表情がおかしかった。潤は、身を縮めて、震え、怯えていた。
「ねえ、黙っていて、言わないで、みんなに。でないと俺は……」
僕は、潤が倒れないように、腰を支えてやりながら、片手で潤の頬を撫でた。
「大丈夫だよ。僕がついているから」
僕は、潤にキスしようとして、ためらった。
「どうしたの? キスしてくれないの? 俺のこと、嫌いになったの?」
潤が、パニックになったように必死になって言った。
「だって、潤の母上と間接キスになってしまうから」
僕はためらう理由を答えた。
「母? 母様は死んだよ?」
「そうなんだ……?」
「俺が殺したんだ……」
「え?」
「また殺してしまうかもしれない……」
「潤、ちょっと」
潤が、僕の首を締めてきた。
「……!」
意識が落ちる……。
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