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ミントの蛞蝓
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caution!
事実のみで描写はありません。
「ああ、潤、気持ちいいよ」
僕は、唇を潤の指から離して言った。
潤は、指先を僕の口に押し込んで、唇を上の方に這わせてきた。
蛞蝓(なめくじ)の這った跡のように、濡れて光った跡が、ミントのせいか、すーすーした。
潤は、蛞蝓のような舌を、首筋から頬へ、耳の方へ、また首筋へ、と移動させた。
首筋を何度も舌でなぞり
「こんなところに、譲がキスマークつけたな」
とつぶやいた。
「見えるところなのに」
「え?」
「絆創膏だな」
「どこ?」
鏡を見ると、左の首筋に赤っぽい鬱血があった。
「俺が疑われるな。参ったな」
僕は、喫茶室で見せられた、キスマークは、譲が、つけたものなのかな、と思った。
潤は、その鬱血の上に唇を重ねて吸った。
「あっ」
「これで、一応、僕のせいでもあるようになった。全然、僕のせいじゃないのに、言われるのは嫌だからね」
「お風呂入ろうか?」
「その前に、ほんとの裸エプロンにして、後ろから入れたい」
と僕が希望した。
潤は、さっさと下着を脱いだ。
「はい、どうぞ」
潤のお尻が、可愛かった。
「可愛い。潤、この格好で授業受けて欲しい」
「何言ってるの」
潤が笑った。
「そんなことしたら生きて帰れそうもないね」
「うん、授業にならなくて、潤が、犯されちゃうの」
「みんなに?」
「そうだよ。誰にされたい?」
「ええ? 誰って、そんなこと考えたことないよ」
「僕、みんなが、潤を狙ってると思ってしまう」
「輪姦は、こりごりだなあ」
「え?」
「前、言わなかったっけ? 文化祭の日にまわされたって」
「あれって、ほんとだったの?」
「うん。あの時から、ちょっと精神不安定になってね」
「そうだったんだ? 嫌なこと言ってしまって、ごめんね?」
「いいよ、瑤は、ほんとにするつもりで言ってないし」
「じゃあ、もう、この話、やめるね」
「うん」
と言いながら、潤の様子が、なんとなく心ここにあらずになっている感じがした。
「入れて」
潤が、ねだった。
「平気?」
僕は、少し心配だった。
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