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汚された俺
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「この写真を、言い寄られているやつに送ってやれよ。題名は『汚された俺』だな」
譲は、さっきの、潤がかけられた顔で僕のを咥えている写真を見せた。
「ヨウ君も写ってることだし『汚された僕』のが美少年ぽくていいか? 『汚し合う僕ら』」
「どれでも、いやだよ。そんな写真送りつけるなんて、相手の欲望をかきたてるだけじゃないか」
「そうさ、それが目的だよ。他のやつにやられた潤を見て絶望しながら、興奮するだろう」
「やめろよ」
「藤木君にするか」
「勝手に送るなよ」
「送った」
「ちょ」
「楽しみだな。月曜に学校に行くのが。ちゃんと報告しろよ」
「犯されるよ」
「好きなんだろう? そういうのが」
「好きなわけじゃない」
「でも、興奮するんだろう?」
その時、電話の着信のランプが点灯した。
「藤木君だ。出てやれよ」
「なんで電話が」
「俺がさっきのメールで教えた」
「勝手なことするなよ」
「出ろよ。俺らにも聞かせて」
譲は、スマホをいじった。
「潤?」
相手の声がした。どこかで聞いた声だった。
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