アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
バスマット
-
風呂場の折り戸を開けると、ドアのすぐ下に、横幅が1m位ある大判の白いバスマットが敷かれてあった。
「踏んでもいいのかな?」
あまりにも、真っ白で、ふかふかだったので、踏んで濡らしてしまうのが惜しいような気がして、躊躇して、潤を振り返った。
「当然じゃないか。バスマットなんだから、瑤の裸足に踏まれて嬉しがると思うよ」
潤が、マゾヒスティックな言い方で、後ろから促した。
「俺も、瑤の足で、あそこを踏まれて……気持ちよかったよ」
潤の陶然とした声が、湯船の中で味わった、潤の陰茎の感触を、足裏によみがえらせた。
僕は、バスマットに、足を踏み込んだ。
毛足の長い切りっぱなしのパイルが、僕の足裏に抵抗しながら柔らかく踏みしだかれていった。
僕の足は、毛足にうもれた。
底つき感のないマットの厚みが、足裏全体を、柔らかく支えた。
こそばゆいような、ゆったりした感触。
隣に並んだ潤が、身体全体を包み込めそうな大きな白いバスタオルで、僕と潤をいっしょに包みこんだ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
112 / 788