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待っていた
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僕は、そのまま優しく、情熱的に、潤と、睦み合いたかった。
けれど、潤は、僕の身体を押しやって、起き上がって言った。
「だめだよ、そんなの。瑤まで、堕ちてしまったら、俺のことを助けられないじゃないか。せっかく瑤を見つけたのに」
「僕を見つけた?」
僕は、半身を起こして聞き返した。
「そうだよ、俺は、いつも待っていたんだ。俺を救ってくれる人を」
「潤が待っていたのって、救ってくれる人だったんだ?」
僕は、潤が、洋講堂喫茶室で、キスマークを見せながら、謎の呪文のように「待ちながら」鏡の前で裸で自慰をする、と言っていたのを思い出した。
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