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美少年兄弟
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潤は、ぷいと、違う方を向いていた。
譲が映っていたが、譲は私服で、中学生くらいの、子どもの顔をしていた。
譲も、まだ幼い顔なので、今の潤にいっそう似ていて、潤より目が大きいので、かなり、はっきりとした目鼻立ちの、人目を引いたであろう美少年だった。
「どうして? バナナだよ?」
美少年の譲が言った。
「いやぁ、なの」
「バナナを、ちん○だと思ってるんじゃねぇ?」
譲の友人の一人が、笑って言った。
「そう? これ、ちん○?」
譲に聞かれて、幼い潤は、ふるふると首を振った。
「違うよね? じゃあ、お口開けて」
「んーん」
譲に促されても、幼い潤は、可愛いらしい口をつぐんで、首を振って拒否していた。
「お口開けてください」
譲が、幼い潤の唇に無理やり、バナナの先を押し当てた。
潤の唇の間を押し割って、ぐりぐり押し込もうとするが、潤は、気丈に、唇をかたくなに閉じていた。
譲は、戦法を変えたようで、潤にバナナを押しつけるのをやめた。
「じゃあ、ちゅーしようか? 兄ちゃんと、ちゅー」
「んー?」
どうしようかな? というように首をかしげて、幼い潤は、迷っていた。
譲は、潤をたぶらかすように、猫なで声で言った。
「潤は、兄ちゃんのこと好きですか? 兄ちゃんは、潤のこと大好きだよ?」
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