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痛みに喘ぐ caution
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目に見えない密やかな傷の痛みに喘ぐ男。
人に見えないところにつけられた傷。
二人だけの甘い傷。
戯れでできた傷。
微細な、繊細な、見えないほどの傷。
けれど、敏感な部分の感覚は、その微小な擦過傷を、大の男を喘がせるほどの痛みに拡大させている。
その傷を舐められて、もっと喘げばいい。
傷口は身体の境界だ。
危険な境界。
聖と俗との、あちらとこちらの、自己と他の、内と外の。
境界を侵犯していく、危険な粘液。
粘膜は、いつも危険にさらされている。
「あぁっ」
おじ様が、また低く呻いた。
おじ様と潤の情事を盗み見ていた、僕の手の動きが加速した。
ああ、気持ちいい。おじ様、僕こそ、変態です。友達の父で興奮するなんて。でも、我慢できないんです。僕も、あなたに、抱かれたい。
僕は、おかしな欲望に侵食されていった。
「潤、傷が痛むから、あっ」
「叔父様、でも感じてる」
おじ様は、潤の口から解放されて、肩で息をした。
「変態だね、叔父様」
潤が、起き上がって、おじ様の裸の肩に抱きついた。
「んーっ」
二人は、吸い付くように唇を合わせた。
「ああ、潤が変態なら、私もそうだね。そんな潤に育てたのは、この私なのだから」
「うーん、もっと、触って。気持ちいいこと、して?」
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