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原因であり結果であり
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おかしいおじ様は、付け加えた。
「潤が悪いことには、ならないから」
でも、おじ様は、いつも、潤が悪いって言ってるけどね。
潤も、最初にそう植えつけられたり、何度も言われたり、そうでなくても、恥ずかしさから、自分が悪いことをしてしまった、と思ってしまっているのだろう。
おじ様は、無理やりされた潤の自然な恥じらいや、罪悪感や恐怖感を、利用している。
そうして、潤を自分から離れられないようにしている。
潤は、おじ様から離れると、自動的に罪悪感を感じるようになっている。
潤は、植えつけられた考えを、自分の考えだと思っているから、自分の意志で、離れずにいると思っている。
自分には、おじ様や、譲が絶対必要だって。
本当は、潤は自由なのに。
潤の成長を、おじ様や譲が妨げている。
その苦痛を紛らわすために、また快楽の麻薬にひたる。
まるで自分の意志であるかのように。
性的快楽を異常に求めるのが、まるで、自分の趣味や性癖であるかのように。
おじ様の罪悪感も、譲の罪悪感も、母上の罪悪感も、潤が一身に背負っている。
潤は、このままでは潰れそうだ。
なんとか辛さをごまかして、脳内麻薬を出して生きているけど。
異常な状況にいると脳内麻薬が出て恒常性を保とうとするから、自然と、こういう異常な家庭になっているのだろう。原因であり、結果であり。
SMの快楽のように。
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