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服を着ないで
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まだ五月だというのに、すっかり夏のような陽気だ。
裸でも肌寒いとは思わない。
興奮して、体温が上がりっぱなしだったからかもしれないが。
「さあ、昼食をとろう」
おじ様は、言って、潤の頬にキスした。
潤は、やっと、おじ様から離れた。
おじ様は、クローバーの絨毯上に重ねて置いてあった脱いだ衣服を再び着けようとした。
「いや」
潤が、おじ様を止めた。
「服を着ないで」
おじ様は、振り返って、微笑んだ。
「その方がいいのか?」
「うん」
「君のお客様がいるのに?」
僕の方を見て言った。
「瑤は、大丈夫だよ。なんでも受け入れてくれるから。俺のこと噂したり、言いふらしたり、しないんだ」
潤が言った。
ああ、そうか、僕のそういった性質が見込まれたってわけか。
潤が、僕を実家に連れてくるほどの扱いをする理由は、それもあったか、と思った。
「譲がいるのに?」
譲と、おじ様は、さすがに、譲が成人しているせいもあるのか、互いの性的側面をさらけ出すのは、控えているようだった。
常識的な多くの家では当たり前のことだ。
「いいよ、譲は、瑤に夢中だから」
潤が答えた。
「そうなのかい?」
「そうだよ。譲ったら、瑤に、僕の幼い頃のビデオ見せたんだって」
え? あの、いやらしいビデオの存在をおじ様も、知っているの?
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