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ここで言う妖(あやかし)とは、姿はそれぞれで不思議な力を持つ者たち。
弱い妖や特に悪さをしない妖は人の前に姿を現さない。妖の存在を知るのはごく一部の人間だけだった。だが、ここ数年で妖の姿をたびたび目撃されるようになった。悪いニュースもセットで。奴らは世間に存在を知らしめた。
…そいつらを撃退しろってことでいいのか?一応俺は一般人なのだが。
「ん?擬人化した妖…」
少年を見た。常盤に似た少年は機嫌が直ったようでまたにこにこしていた。
「君は、妖なのか?」
「はいー」
「擬人化した妖?元々はどんな姿をした妖だった?」
「ん…?んー…」
少年は俯いて少し考えて、「わかりません」と申し訳なさそうに小さな声で呟いた。
前言撤回。この子は俺の知る常盤…かもしれない。
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