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妙な感心
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その日は
そのまま
居酒屋に流れて
ネーチャンのいる店に行って
結局
明日休みなことを
良いことに
朝まで飲んで騒いだ
酔いさましに
歩いて帰る途中
結城も
人並みなんだなぁって
思い出しながら
家路に着いた
いや
悪い意味ではなく
頭のどっかで
結城も俺と
同じ人種で
愛なんて
信じてないと思ってた
冷めてる者同士
ツルんでんだと…
何だかんだ
学生の頃から
一緒で
何の縁か知らねえが
会社まで同じで
気が合うし
お互い
バカばっかり
やってきた
てっきり
同じ人種で
括ってきたけど
でも
結城が
人並みに熱い部分が
あるんだと知って
なんか
なんか…
俺が言うのも可笑しいけど
良いヤツなんだと感じた
それに
引き換え
俺は
心底
腐ってんなって
自嘲気味に笑いがでた
そしたら
側で
お持ち帰りのネーチャンが
不思議そうに
俺の顔を見ていたから
俺は
誤魔化すように
熱い
キスをした
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