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あの夏見た人の名前を僕はまだ知らない
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中1のある夏の1日だった。夏休みだが特にすることもなく、ただ外を歩いていた。しかし花屋の前を通りがかった時、
俺は見たんだ。
夏の日差しに照らされた白い肌、黒曜石のような黒く艷やかな長い髪、花のように真っ白なワンピースと細い腕に抱えられた百合の花束を見て嬉しそうに微笑む美少女の姿を。
あの日以来俺はあの子のことが忘れられなくなった。クラスの中で一番可愛いと言われた女子に告白されてもフッた。なぜか男子にも告白されることがあったが、関係なくフッた。しかしその子の事も忘れかけ、進学し新たな学園生活を迎えようとした時にまさかあんなことが起こるとはおもってもいなかった。
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