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百合男子~flower~ 4
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…
恥ずかしい!
あの後お風呂から上がり初めて自分達がした事に気がついた。
俺も先輩も顔を真っ赤になりながら時間だけが過ぎていく
「そそそれよりご友人には連絡しなくていいのですか?彼もの凄く心配してまし
たよ。」
「え、響が?そんなに俺のこと気にしてくれたんだ…へぇー。新たな一面発見かな?」
落ち着きを取り戻したのか先輩が少し低い声で話す
「その…さっきは友人と言いましたが…お二人はどういう関係なのですか?」
「え?響とはただの幼馴染ですけど…?」
安堵の表情を浮かべてるのは何故だろう
「そうですか。それならいいんです。」
「そうですかって…じゃあ先輩は好きな人とかいないんですか?」
「…………………います。」
え…
たった三文字、その言葉が脳内を駆け巡った。
「います。」
「へえぇぇいいるんですね。それって一体
「ヤッホー風元気かー!?珠希ちゃんが遊びに来てやったぜえぇぇい!!」
俺の震えた声はそのテンションの高い声に掻き消された。
「西嶋さん…もう少し空気というものが読めませんか?」
「ひっでー!いいじゃん俺とお前の仲じゃんかよぉ。」
その人はそう言って先輩の肩に腕を回す
え…?
誰?
もしかしてこの人が先輩の……
好きな人………?
「あの…俺はいつまで玄関の外で待てばいいんですか?」
扉の隙間からひょこっと顔を出した見覚えのある顔
「響?きょーおぉぉ!!!」
嬉しさと先輩に好きな人がいるショックで響に飛びつく。
「うぐぇ!お前いきなり何すんだって…どうした!?泣いてんじゃねーか!なんかひどいことされたか!?」
「なんっでもないからぁぁ!ひぅっ…もう少し…このままでいさせて…」
「やはりまだあの事がトラウマになっているのでしょうかね…すいません。彼が落ち着くまで側にいてあげてはくれませんか?」
「あぁハイ。わかりました、あとあの時はタメ語使ってすいませんでした。」
「いいんですよ。それほど貴方が心配しているという証ですから。ご両親も心配しているでしょうから早く帰って顔を見せてあげてください。」
「なになにいきなりタメ?君いーn…
「少し黙っていて下さい。」
「はい(´._.`)シュン」
「ありがとうございます。それではお世話になりました。」
ガチャン
響におんぶされ寮を出て少し経った後、重要な事に気づいた
「携帯忘れてきた……」
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