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奈落へ。
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「あー昨日は赤葦のおかげでエネルギー満タンだわ。」
「俺もですよ。毎日ああだといいんですけどねぇー」
他の人に聞かれると色々と危険なことを普通に話す2人。
しかし今は朝早く、誰も通らない通学路を歩いている。
「今日は朝練ねーのに早く学校行くとか、何してんだ俺ら」
「そりゃ、道端で堂々とこんな話をするためですよ。」
笑いながら言う木葉と至って真顔で言う赤葦。
「では、また部活で。」
「おう。」
「あーあ、今日も赤葦と帰れると思ったんだけどなぁ。」
部活が終わり、不満を漏らす木葉。
今日は赤葦が木兎の自主練に付き合うため、一緒に帰ることが出来なかったので1人で駅に向かっていた。
「人間、そう上手くいかねーもんだな。」
はあ、とため息を吐く。次の瞬間、横から伸びる腕が見えた。
「んんッ!?!?」
突然、口を塞がれ、路地裏へ引っ張られる。
明らかに単独ではない。
「〜ッッ、なんだよお前ら!」
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