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ラブハプニングぅぅぅぅ!?奏太さん!起きて!
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ドサッ
「ちょ!奏太!
起きて!」
なんでベットに押し倒されてるんだ!?
完全寝ぼけてる!!!!!!
「ちょ!や、やめて…!」
…段々と…奏太の顔が近づいてきて…
そのまま…
俺の唇に…
なんだか…生暖かく、柔らかいものが触れた。
は…?
そのまま奏太の顔が
俺の首筋にうずめられる。
「…俺といんのに、
なんで他のやつばっか。
せめて俺と2人のときは
俺だけを見てろ。
他のやつの名前も
呼ぶな。
俺だけを見てればいい…」
「…う、うん…ご、ごめん…」
!?
そ、そうじゃないだろ!俺!
なに今のセリフにドキドキしてんだ!?
というか!今き、き、キスしたよね!?
キス…したよね…
キスぅぅぅぅ!?
「…」
「あ、あの…奏太…?」
なんか寝息が聞こえる…
ね、寝ちゃった…?
な、なんだよもー…
てかこの体制きつい…
すっごく抱きしめられてる…
…しかも…抜けない。
えぇ!?
俺ここで寝るの!?
え!?
ちょ!!!
そ、そんな…少し頭が整理したいですぅぅ!!!泣
べ、別にファーストって
わけじゃないけど…
あの甘いセリフも
触れるだけの優しいキスも
ただ寝ぼけてしたもので
朝起きたら覚えていないもので…
それがなんだか知らないけど
酷く悲しく思えたんだ…
なんでだろ。
だって奏太とは知り合って3日だよ??
どーして
知り合って3日の人に、
しかも男の人に
ドキドキしなくちゃならないの?
こんなときはメールだぁぁ!!!
姉様に。
あの人顔だけはいいからモテるんだ…
件名
ラブハプニング
本文
同室の子とラブハプニングで
脳内がお祭り状態です。
どうしましょう。
送信!!!!
ピロリロリーン
あ、返ってきた…!
早い…!
件名
…!?
本文
!?!?!?!?
ら、ラブハプニング!?
そ、そ、それは…
男子と!?
あんたの頭の中は置いといて!
それは姉ちゃんにとって
美味しい展開なのは
間違いないです!!!!
あ、あと文化祭男装していくから!
服借りるよ!!!
アデュー!
…アデューじゃないよぉ!泣
呑気だなぁ!!!!!泣
相談する相手間違えた!怒
なんだよ…もう…
いいや。寝る。
ふて寝してやるもん!!!
いい!明日考える!
別に奏太…モテるだろうし…
あんなのキスに入らないよ…
奏太にとっては!
…イライラする。
なんだかイライラする。
もぉー!!!
よくわかんないよ!!!!
この感情が
恋というものと
嫉妬というものだと
いうことを知るのは
まだまだ先のことになる…
ラブハプニングって本当に
起きると混乱しまくるね!!!!
てかこれラブハプニングなのぉぉ!!??
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