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アキラ君は泣いてる僕に近づいてきて、手を差しのべて「大丈夫か?」って言ってくれたあの言葉が僕の中では嬉しかった。
それと同時にアキラ君の顔をみて、一瞬にして心がときめき。その日をきっかけに、僕がアキラ君に一目惚れしてしまったのも僕の中では事実である。
だからこのことは僕だけの内緒で、彼には絶対知られたくない秘密の片想いでもある。
きっとアキラ君にこのことを知られたら、僕は彼に軽蔑されるに違いない……。
僕はそう思って今までずっと黙っていた。
でも、最近はその思いに我慢出来ずに
自分でも日に日に強く高まっていたのも、自分自身が強く感じていた。
昨日もその前の一昨日も朝まで眠れずに、布団の中でアキラ君の事を考えていた。
自分でもおかしいっておもうのにその反動とは別に僕のあたまの中は毎日アキラ君で一杯だった。
僕は遠目でアキラ君を黙って見つめると、何も言わずにジッと窓辺で彼を見た。
「何だよ永久…?」
「さっきら俺の事ジッと見てきてさ?」
アキラ君はノートを机のなかにしまうと、僕にそのことを何気なく聞いてきた。
僕はアキラ君のその言葉に慌てだして、
思わずその場で否定した。
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