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その場でいても立ってもいられなくなると、アキラは強引に永久の腕を掴んだ。
そして、そのまま自分の自転車に泣いてる永久を無理矢理乗せると、その場を自転車で走り去って行ったのだった。
暫く自転車を河川敷までこいで走らすと、永久がアキラの後ろでまだ小刻みに泣いていた。
「っひ…」
ときおり背中から小さく泣く声が聞こえてきた。
合わせろと言われた事がショックだったのか。 永久はアキラの背中で「ごめんなさい」「ごめんなさい」と、仕切りに謝り続けていた。
アキラも急に辛くなると、反省した口調で話しかけた。
「――ごめん…言い過ぎた!」
アキラが反省した感じでその事を言うと、永久は自分の頭を横に振って答えた。
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