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第3話-放課後のトライアングル-1
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放課後の夕日が沈むグラウンドには逆光を背に、グラウンドを走る部活動の生徒たちがいた。
遠くでは野球部の生徒達が練習をしていてバットにボールが当たると空高くボールが上がり。
野球部の生徒達は空高く上がったボールを追いかけながら掛け声を上げていた。
ちがう所ではラケットを持ったテニス部の女子達が、テニスコートで楽しそうに練習をしていた。
3階の窓からは吹奏楽部が楽器を演奏する音と、ピアノの伴奏が聴こえた。
放課後の学校はそれぞれがおのおのに、活動していた。
まるで、いまある一時を楽しむかのように…――。
僕は今日も放課後の部活に出た。
体が丈夫じゃいない僕は、運動系の部活が不得意だった。
そのうえ動きがトロいし、僕にはそもそも運動系の部活は向いていなかった。
結局僕がとった部活は園芸部の部活だった。
花は好きだったけど本当はそこまで部活に熱心ではなく。僕が園芸部に入った理由は、たった1つだった。
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