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「すみれの花言葉教えてあげようか?」
「どんな花言葉ですか?」
然り気無く尋ねると、穂波先輩は僕に花言葉を教えてくれた。
「小さな愛。あどけない恋。そして無邪気な恋」
「まだまだあるけど、これがすみれの花言葉だよ…?」
穂波先輩がすみれの花言葉を言うと、僕は何だか急に恥ずかしくなった。
「そっそうなんですか…!」
僕はジョウロを両手で持ちながら顔を赤くしながら、花壇のほうを何気なく向いた。
僕のうしろで穂波先輩が、然り気無く言ってきた。
「楠原君。最近やけにご機嫌だね?」
「何かいい事でもあった?」
然り気無く聞いてきた穂波先輩の言葉に、僕は急に驚いたリアクションをとった。
「え゛!?」
驚くと、両手に持っているジョウロを地面に落としてしまった。
「あっ…!!」
落としたジョウロからは、残りかけの水が地面にこぼれ出た。
僕はその場でタジタジになった。
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