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僕はその場で穂波先輩の前で口が自然に、ポカーンとあいた。
「あれ?まえに穂波先輩にアキラ君を紹介しましたっけ…?」
僕がそう言うと穂波先輩は首をかるく振った。
「いいや」
穂波先輩はそう言うと、自分のかけている眼鏡を軽く人差し指で上にあげた仕草をとった。
「知ってるよ。彼、この学校の有名人だからね…」
僕は穂波先輩に首をかしげた。
「え…?」
「今年のサッカー部の期待の新人だろ?」
「キミの所のサッカー部の顧問の先生と、2年生の福キャプテンの上杉薫君が、キミを高く評価してたよ?」
「1年で早くもレギュラー入りは凄いね」
穂波先輩はアキラ君にそう話した。
「いえ、そんな……」
「まだ決まってませんのでレギュラーなんて到底無理な話です」
「そうかな?」
「ハイ!」
2人は僕を挟んで会話を始めた。そして僕は暫く2人の会話を黙って聞く事にした。
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