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アキラ君は後ろから抱きついたまま何かを再び呟いた。
「さっきアイツに俺達が幼馴染みって言ったけど…」
「本当は俺達、両想いで恋人同士ですってアイツに言いたかったな…――」
僕はその言葉に顔が突然青くなった。
「ダメ!」
僕は咄嗟に口走った。
僕がそう言うとアキラ君は、再び不機嫌な顔になった。
「なあ永久。どうして言ったら駄目なんだよ…?」
僕はその言葉に自分の言葉をその場で、詰まらせながらアキラ君に言った。
「だって…!」
「アキラ君が困るから、そんなの絶対に駄目だよ!」
僕はアキラ君の前で顔をうつ向かせた。
「そんなの関係ねーよ!!」
アキラ君は僕を自分の前に振り向かせた。
「まわりなんて関係ねー!」
「俺はお前が男でも女でも、好きって気持ちには絶対にかわらない!!」
僕はアキラ君の言葉に自分の頭をふった。
「関係なくないよ…!」
僕はそう言うと目から涙が溢れた。
「だって僕、アキラ君の事が好きだもん…!」
「まわりにアキラ君が、僕のことで変な目で見られるの絶対に嫌だもん!!」
「っ…!」
「じゃあ、どうするんだよ!?」
「いつまでも俺達、こうやってコソコソとつき合わなきゃいけないのかよ!」
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