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夕暮れになり、僕は学校の校門のまえで
アキラ君が来るのを暫くここで待つことにした。
アキラ君が僕に一緒に帰ろうって、さっき言ってくれたから。
僕はアキラ君が来るのを待っていた。
しばらく待ってもアキラ君はなかなか
現れなかった。
僕は自分の腕時計をおもわず確認した。
腕時計を確認すると、時刻は6時半を回っていた。
僕はそこで不安になると、アキラ君がいるグラウンドの方に様子を見に行こうとした。
校庭に向かおうとした時、うしろから僕は誰かに呼び止められた。
うしろを振り向くと、そこに学校の先生が立っていた。
「キミは、1年A組の楠原永久君だったよね?」
僕は見覚えある先生の言葉におもわず、
その場でこくりと頷いた。
「はっはい!」
「楠原です…!」
僕がそう言うと先生は僕の頭に手を置くと
いきなり僕の頭の髪をくしゃくしゃに、
させて来た。
「きみ!下校時間はとっくに過ぎているのにいつまでもこんな遅い時間までいないで、早く家に帰りなさい!!」
先生が僕にそう言うと僕は先生に言った。
「と、…友達を待ってます」
僕がそう言うと先生は眼鏡を片手でうえにあげて僕の顔を覗き込むようにジッと見てきた。
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