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その話しに一瞬、鼻血が吹き出そうになった。
「そしてあの子を襲って、泣いてるあの子を無理矢理ひん剥いて食べてやる!!」
俺はその言葉に永久が細貝に襲われる想像図を、頭の中で描いてしまった。
鼻血が出そうになると、細貝の頭をベシッと叩いて、その場で首を絞めた。
「てめ~っ!!」
「永久を襲ったら俺が承知しねえからな!!」
「冗談半分でも俺が絶対に許さねえ!!」
切れ気味になりながら絞めると、あいつは笑って謝ってきた。
「ははっ、ゴメンゴメン!!」
「今のは冗談だって!!」
「そうムキになるなよ、ただの冗談だってば~」
そう言ってあいつがちゃらけると、俺はイライラした表情を浮かべた。
永久を襲うとか、マジでありえねぇ。
冗談でも聞き捨てならないその言葉に、俺はあいつに釘をさした。
「もし永久に手を出したら、俺がお前をコテンパにぶちのめす…!!」
「これは冗談で言ってるんじゃねぇからな!!」
「マジだっ!!」
そう言って威圧すると、細貝はヘラヘラしながら言い返した。
「わかったわかった。自分の命にかけても、あの子には絶対手を出さない。これでいいだろ?」
「………」
細貝はノンキにそう言うが、こっちとしては油断も隙もならない。
俺はそれを真に受けとりながらも、あいつを半分疑った目で見た。
細貝はにやけながら笑うと、俺に一言言い返した。
「佐野嶋、やっぱりお前あやしいな?」
『うるせぇっ!!』
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