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細貝と話している間に2人はいつの間にか、どこか違う花壇へと移動していた。
永久はともかく、なんであいつが一緒についてくるんだ!?
2人は仲良く花壇に水をあげていた。
俺はその光景に少なからず嫉妬を覚えた。
2人が気になってくると、練習をそっちのけでボールを持って花壇の方へと密かに近づいた。
忍び足で近づくと何故か細貝が、俺のあとをついてきた。
「何やってるんだよ佐野嶋?」
俺は一瞬驚いて、細貝の口を手で塞いだ。
「わ~っ!!」
「だ、黙れっ!!」
「静かにしろっ!!」
俺の慌てた様子に細貝は言い返してきた。
「佐野嶋立ち聞きはよくないぞ?」
「…うっさい!!」
「細貝、俺の後をついてくるなよ!!」
「ボールやるから1人で、向こうで練習してろよ!」
そう言ってあしらうと、細貝は急に気色悪いことを言い出した。
「っ…ひどい!!」
「さっきまでは俺のこと構ってくれたのに、アキラ君のバカっ!!」
俺はその瞬間、イラッときた。
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