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その後 63
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すると、
「颯君・・・僕も、君だけだよ。ずっと、ずっと前から・・・」
朝霞さんは慈しむような表情で、静かに言った。
そして、
「あ・・・」
気付いた時には・・・
「んっ・・・」
・・・唇と唇が、優しく触れ合っていた。
舌を絡めて、
とか、
唇を舐めて、
とか、
そういうのが一切無いバードキスだった。
だけど、だからこそ朝霞さんの優しい愛情を感じて、
俺は、気を抜けば涙が零れそうなほど感動した。
「ん・・・」
沢山のキスが、俺に優しく降り注ぐ。
まるで、優しく降り注ぐ雨のようだ。
そして俺はそのとき、こんな時間が永遠に続けばいいのに、と本気で願ったのだった。
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