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冗談は
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目の前には椿の体
僕はベッドの上に倒された
腕は押さえられ、足は椿の膝で固定されているから身動きが取れない
__何、これ
僕、椿に押し倒されてる?
「今日の梓、隙ありすぎだよねー」
「椿、やめて。まだ原作も読んでる途中だから、読まないといけないし」
「……じゃあ、自分で俺をどかしてみなよ」
「……っ」
僕たち三つ子は皆体格が似ている
とはいえ、陸上をやっていた棗は置いても椿は多少筋肉質ではある
だから、僕は二人に比べると体力も筋肉も劣っているんだ
ただでさえ体勢的に不利なのに僕の力が叶うはずもなく、抵抗を試みるものの、椿はびくともしなかった
いくら抗っても無理だと悟り、体から力を抜いて表情で抵抗した
「……仕事、来たよな。こういう経験ってのも、いいんじゃね?」
「……冗談はよしてよ」
「冗談かどうかは、これでわかるっしょ」
「え__」
その瞬間
僕の唇に、柔らかい感触が訪れた
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