アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
第四話 忘れもん
-
「…ぼ、僕は何も…」
課長は僕の忘れた資料と思わしき紙をヒラヒラと誘うように揺らした。
「コレ、お前のだろう?」
「っ、はい」
「お前が忘れもんなんて珍しいな。それ、明日使うのだろ?」
課長はいつもの表情に戻ると机や椅子を避け、僕の所まで来てくれた。
「あ、ありがとうございます」
「あー、気にすんな。ま、明日頑張れよ?その仕事、お前にかかってんだから」
と、僕の肩を叩く。
さっきまでの行為なんてまるでなかったかのように。
「はい!」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
6 / 10