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12月1日
今日から俺は、《AYANA Prince Hotel》の従業員…。
「あぁ緊張する〜…大丈夫かな本当に。」
1週間程前に姉からシフトを受け取った俺は、
貰ったばかりのシフトを見ながらこれから本当に
やっていけるのかと不安に駆られていた。
この不安と言うのが、仕事のことだけではない。
就職するにあたって、俺は念願の一人暮らしを始める
はずだった。
そう……だった。過去形だ。
なぜなら、俺は社宅に住んでいる姉と同居することに
なってしまったから…。
一人暮らしするより、社宅で一緒に暮らしたほうが、
いいってのはわかる。
なぜなら、社宅の家賃が4万と非常に安いから。
職場近くで2人で割って月2万、格安の好物件だ。
「だからって姉貴と2人暮らしとかありえねぇよ…。」
引越しは、4日に休みをもらっているので、その日に
する予定…それまでは実家から通う。
さっさと金貯めて一人暮らししてやる〜‼︎
俺は心の中でそう叫び、「よしっ‼︎」と気合いを入れた。
今日の出勤は11時からで、20分で職場には着くが、
初日なので、俺は早めに家を出て職場へ向かった。
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