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AYANA Prince Hotel 従業員入口
えっとここから入るんだったよな。
「おはようございます。」
俺はすれ違う人たち全員に挨拶をしていき、目的の
宿泊課の事務所の前まで来ていた。
「すぅ〜……はぁぁ〜〜。」
緊張している俺は、深く息を吸い、思いっきり息を
吐き出し、心を落ち着かせた。
よしっ行こう。
「おはようございます。今日からお世話になります、
篠崎大和です。よろしくお願いします。」
俺は思い切り頭を下げ、最初が肝心だと思い、
大きな声で挨拶をした。
…し〜ん……
ん?可笑しいな。誰も何も言わない
不思議に思い、おそるおそる顔をあげる。
……誰もいない……
「え……。」
あまりにも恥ずかしすぎて、顔が熱い。
見なくてもわかる…俺今、顔めっちゃ赤いと思う。
にしても、なんでいないんだ?俺場所、間違った?
すると俺が入ってきた入口とは違う、別の入口から、
誰かの声が聞こえてきた。
?「今日何時に来るんだっけ?」
?「11時って言ってませんでした?」
?「明日香さんの弟君に会えるの楽しみ‼︎」
俺のこと話してるのか?
?「支配人は、今仮眠(ガチャ)あっ‼︎」
?「「どした?……あ‼︎」」
「あ…初めまして。篠崎大和です。」
いきなり入ってきた女性スタッフ3人にとりあえず俺は
本日2回目の挨拶をした…。
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