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夢?現実?
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「っ!!!!!!!」
声がすぐそばで聞こえ、手を伸ばそうとしたら目が覚めた。
「…なんでだよ」
俺は急に虚しくなり、伸ばした手を握りしめる。
あの子の声がまだ耳に残ってる。
俺を「くーちゃん」と呼ぶ、幼い声。
そして『ずっと一緒』という言葉が、頭の中から離れない。
「約束…か」
約束を破ったのは、俺だったか?
それとも。れーちゃん???
なんとなく、隣に寝ている煉さんを見る。
そういえば煉さんと寝ていると、不思議な夢を見る。
やっぱ悪魔だから!?
いやでも悪夢じゃないし…
「考えんのやめよ」
誰に言うでもなく呟いて、俺はまた目を閉じた。
またあの夢の中の少年と会えますように。
そう思いながら。
「くーちゃん」
また声が聞こえた気がした
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