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ただいま。おかえり。
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「ただいまー!!!!」
電車に揺られて30分。やっとこさ家についた。
「おっかえりー鎖君。元気だn…!?」
「ただいまです煉さん」
そう言って挨拶をしに出迎えてくれた煉さんに思いっきり抱きつく。
「どうしたのいきなり!!」
「思い出したんです。全部!」
俺は笑顔で煉さんに言う。
煉さんはキョトンとした後、泣きそうな顔で俺の頬にキスしてきた。
「…思い出したんだね。ごめんね約束守れなくて」
煉さんは、頬から口を離し、震える声で俺に言う。
「…言いたいことはいっぱいありますけど。とりあえず一つ言わせてください」
「…はい」
「今まで思い出せなくてごめんなさい。そしておかえりなさい」
思い出せなくてごめんなさいはそのままの意味。
おかえりなさいはこの街におかえりなさい。
「うん…ただいま!!!」
煉さんは小さい時と変わらない笑顔で俺に言った。
「とりあえず部屋行きましょう?聞きたいことは山ほどあるんです」
「…はい」
さて。楽しい楽しい尋問のお時間です!
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