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またあした
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「それじゃあまた明日ね。ばいばい」
そう言って望は俺の口から指を離し、笑顔で手を振る。
「おう…また明日な」
俺も笑顔を作り、望に手を振り帰り道につく。
少し歩いてから、後ろを振り向いてみると、まだ望が俺の方をみていた。
なんだか恥ずかしくて早歩きで道を歩く。
ていうかさっき俺。告白されたんだよな???
ずっと親友だった望に…告白されたんだよな!?!?!?
なんとなく薬指にはまったリングをみてみる。
「っあああああああああああああ!?」
望のくせに!!!!!!!!!
クサイ真似してんじゃねーよおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一人でぶつぶつ言いながら歩いていたら、誰かにぶつかってしまった。
「あっごめんなさい」
「いえ、こちらこそすいません」
頭を下げて、歩き出す。
「…みつけた」
俺にぶつかった男がそう呟いたのを、俺は知る由もない。
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