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ソラが僕たちと友達になって(相変わらず海人は認めようとしないけど)一年がたとうとしている
瞳が温かくなったソラには、ただでさえ魅了されていたファンを含め、roseを知らなかったより多くの人を引き付けた
今やソラがソロで出るイベントも多いし、たぶんroseのファンの7割はソラのファンだ
友達としてすごく嬉しい
でも、そんな有名になったソラを、八十島さんたちが快く思う筈がなくて、ソラは今でも性奴隷扱いを受けてる…
僕たちはどうすることもできずに、ただ帰ってきたソラを清め、寝かすだけ
もっと力になれないものなのか…
その日も疲労しきったソラが帰ってきて、玄関で倒れた
海人と二人で手当てをする
服を脱がした途端、白い肌に目立つ、痛々しい鞭傷が現れた
今日のは特に酷い…
火傷の痕とか、縛られた痕とかあったけれど、今回は皮膚が裂けてる…
正直、見ているだけでも怖い
「…どうします?佑哉さん。…この傷じゃ、痛みで起きちゃうんじゃないすかね…」
海人の言ってることも最もだ
だから軽く、本当に軽く、精液を洗い流す程度にとどめた
でも、このままじゃ、ソラ、死んじゃう…
薬とか塗ればいいのかな…
花澤さんに聞いてみようか?
でも、花澤さんもソラに酷いことしたって聞いた
そんなことする人じゃなかったのに、ソラが誘惑して堕として
それからは花澤さんの目が冷たくて、あんまり話せてない
…でも、このままじゃ
「海人、僕花澤さんに会いに行ってくる」
「? なんで花澤さんなんすか?」
「花澤さんならたぶん、手当てとかわかるんじゃないかって」
言うと、海人は納得したように頷いた
海人にソラを預けて、僕は廊下を走る
花澤さんに会うために
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