アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
なくした心の目指した物は
-
*
佑哉さんは病院で治療を受けてる
痛々しくて、どうしていいかわからない
あの時、佑哉さんにかばってもらって、俺は真っ先にソラのもとへ向かった
ソラならどうすればいいかわかるかもしれないと思って
だが、彼が出した結論は、自身が身代わりになること
俺が佑哉さんを連れて佑哉さんの部屋へと戻り、専務に連絡を入れる
ソラはその間、彼らの相手をつとめる
ソラは、自分は慣れているから大丈夫だと言った
それを信じて、俺は泣き叫ぶ彼を無理矢理つれていった
別に間違ったとは思ってない
でも
ソラはまたあいつらに犯されなきゃならないのか
同じ仲間のはずなのに
それから一週間が過ぎて、佑哉さんは病院に入院してる
ソラに伝えようとしたのに、彼はどこにもいなかった
もしかして、あいつはまだ解放されてないのか??
俺は八十島さんが深瀬さんと仕事に向かう間に、部屋に忍び込んだ
鍵は空いていなかったから、窓から
そこにいたのは、人形と化したソラ
目隠しされて首輪されて、手枷足枷されて、裸の体は鞭とナイフでやられたのか、血だらけで、本当にこれを八十島さんたちがやったのかと、信じられなくなるほどだった
一週間も暴行を受けて、こんなことになったのか?
わからない
でもそうなら、助けなきゃ
佑哉さんがいない今、助けられるのは俺だけだ
「ソラ。大丈夫か」
ソラは答えず体を震わせる
とにかく、目隠しをはずしてやると、目には傷が入っていた
叫びそうになるのをこらえる
「ごめんな、俺が早く来ていれば」
なんとかなった問題ではないが少なくとも、ここまでひどくはならなかったのに
彼は答えない
悲しそうにこっちを見てるだけだ
なんか、おかしい
「とにかく、外へ出よう」
首輪をはずし、手枷足枷を外すと、彼は俺の手を握って走り出した
そのまま、ソラの部屋へ行くと彼はシャツとズボンを身に付けてどこかへいってしまった
あまりに一瞬のことで追いかけることもできなかった
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
8 / 15