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「……このまま、出せばいいのか?」
一心不乱に自分の鈴口に吸いついている三日月を見下ろし、暁丸は幾分眉根を寄せながらそう問いかけた。
「……ん……」
三日月は、上目づかいになりながら、鈴口から口を離さずコクコクとうなずいた。
「あ……あがって、きた……」
暁丸が切なげにかすれたうめき声をあげた次の瞬間、濁流のようにほとばしり出た紅竜の精が、三日月の口中、顔、そしてその朱鷺色に染まった体とをしとどに濡らした。
「…………っく…………」
飲み下すどころか、息をすることさえをも困難になりかねない大量の精に半ば溺れかけながら、それでも三日月はどうにか、ねっとりと粘つき、自分にまとわりついてくる暁丸の精を、時にむせて少し吐き出してしまったりしながらも、何度も何度も、それこそ自分の体にまとわりついた分をその白い手ですくい取って口に運んでまで飲み下した。
「……ああ……」
三日月は、驚いたように自分の体を、いや、自分の体にどっぷりとかかったはずの暁丸の精を見つめた。
いや、より正確に言うのなら、暁丸の精が『ない』のを見つめた。
「暁丸――君の精が、私の体に、どんどん入ってくる――」
「そりゃ、入んなきゃおまえを俺の雌にしてやんねえし、もちろん孕ませることも出来ねえだろうが」
暁丸は、不敵な笑みを浮かべながら当然のことのようにそう言い放った。
「……あ……」
三日月の目元が、ボゥッと紅に染まった。
「あつ、い……」
「三日月」
暁丸は、首筋まで紅に染めてうつむく三日月の顔をヒョイとのぞきこんだ。
「なあ、今度は俺が、おまえのこと気持ちよくしてやる」
「え?」
「今の、すっげー気持ちよかった。だから今度は、俺がおまえのこと気持ちよくしてやる。なあ、どうすればいい? 俺が何すれば、おまえ、気持ちよくなるんだ?」
「え、と……」
三日月の緋色の瞳がわずかに戸惑いと恥じらいとを乗せて揺らぎ、数瞬後に、その緋色の瞳は意を決したように真摯な表情を浮かべて自分を見つめる暁丸の顔に落とされた。
「それ、じゃ……な……なめて、もらえると、うれしい……」
「どこを?」
「あ……こ、ここ……」
三日月は羞恥と期待にその声を震わせながら、昨晩竜の猛りを受け入れたために、ぽってりと赤く腫れ、だが同時に、つい先程竜の精にその身をさらされ、その身を犯されたが故に、ジワリと濡れてぬめぬめと息づく、その身が完全に暁丸の雌に変じ、紅竜の子を孕み、そして産み落とすときにはそこから卵をこの世へと送り出すのであろう深い襞をおずおずと指し示した。
「そこ? まだ腫れてるけど――なめるくらいなら平気か? ――あ、っていうか」
暁丸はニヤリと笑い、三日月の紅い襞へと顔を寄せた。
「俺がなめてやりゃなおるか」
「んぁっ――!」
三日月は、真っ赤に染まった顔を両手で覆って小さく悲鳴のような声を上げた。
「痛かった、か?」
「い――いや、痛かったわけじゃないから、大丈夫、だよ――」
心配そうに自分を見上げてくる暁丸に、三日月ははにかみながら優しく微笑み返した。
「き――気持ち、いい、から、つ――続け、て――」
「ん、わかった」
暁丸は、三日月の襞に再び口を当て、ためらうことなくジュウとすすった。
「や、あ、そ、それ――!」
「痛いか?」
「い――痛くはない、けど――」
「――うめえな」
暁丸は、ベロリと舌なめずりをした。
「もっと、食いたい――!」
「ぜ――全部は、だめ、だよ、まだ――」
三日月は愛しげに小さく笑った。
「わかってらあ。味見するだけだよ」
暁丸は、口をとがらせてそうこたえ、三日月の襞の内側にねろりと舌をはわせた。
「ん……す、すご……」
三日月は、切なげに身をよじりながらそううめいた。
「気持ち、いいのか?」
暁丸は、金の瞳を自信ありげに輝かせながら三日月を見上げた。
「……ん……」
三日月は、緋色の瞳をじんわりとうるませ、小さく何度もうなずいた。
「じゃあ――もっと、してやる――!」
暁丸の金色の両眼が爛々と輝き、その濡れた熱い舌が躊躇なく三日月の襞の内へと突き入れられた。
「あ、あ、あ、あ……」
三日月は、なすすべもなく身をよじりながら、短く何度もかすれた嬌声をあげた。
「あ――暁丸、暁丸、ああ――せ――せっかく、君が、さっき、我慢、してくれたのに――!」
喘ぎ悶える三日月の唇から、紅く濡れた舌が飛び出してヒラヒラと虚空を舞った。
「あ、お、おく――奥、が、切なくて、もう――!」
「え?」
暁丸は当惑気に三日月を見上げた。
「奥、って――え? 三日月、どうしたんだ? 俺、どうすりゃいいんだ? おまえに、どうしてやりゃいいんだ?」
「あ――暁丸」
三日月は、目元にジワリと涙をにじませた緋色の瞳で、すがるように暁丸の金の瞳を見つめた。
「き――君の、それ――こ、ここ、に、い――いれ、て、ほ――ほし、い――!」
「え」
暁丸の顔がパッと輝いた。途端、股間の尤物が隆々と鎌首をもたげる。
「入れて、いいのか?」
「ん――も、もう、いれて、もらわないと、わた、し――!」
「わかった。奥――か?」
「ん――」
「三日月――」
最早、ろくに声を出すことも出来ずに懸命にうなずく三日月の唇に、ヒョイと伸び上がった暁丸が、三日月の名を呼びながらそっと接吻を送った。
「そんなに、泣くな。俺が、助けてやるから」
「あ――あかつき、まる――」
暁丸の言葉に、三日月は自分の頬にふと手をやり、そこがぐっしょりと濡れていることに初めて気づいてわずかに目を見張った。
「痛かったら、言え。やめて、やれねえかもしれねえけど、な」
「ん。ありがと、暁丸――」
三日月の笑みが見守る中、暁丸の雄が、再び三日月の襞の中へと分け入った。
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