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キセキ目線
俺らがテツヤのお見舞いに行き
三条さんを助け
しばらく放心状態になりながらテツヤに謝り続けた
テツヤを見ているのも、自分が許せなくて、テツヤが許さないと、言っているようで
心苦しくなった
その後は病室前のベンチに座って
三条が目を覚ましたと
看護師さんから言われた
その直後だった
「浪川さん、入っていいですよ、礼を言いたいそうです」
テツヤ…
そう思ってしまった
あまりにも、そっくりで
敬語を使うとより一層テツヤで
俺たちはテツヤをいじめたのに、今更
テツヤが一番と言えるほど大事な奴だったのに
壊してしまった
病室に入って、三条さんが丁寧にお礼を述べられて
俺らもいいですよなんて、
気前がよすぎだ
流石に、居心地がいいとは言えなかった
少しした後病院を出て帰路に着き
学校へと戻った
次の日だった
テツヤがあの病院から移動して
どこにいるかも、安否も、三条さんやテツヤの兄の
行方も
皆んなくらました
赤司や桃井も情報を探していても見つからない
有耶無耶な中、
俺らは帝光中を卒業して
黄瀬は海常
緑間は秀徳
青峰は桐皇
紫原は陽泉
赤司は洛山
それぞれへと、進学
でもしょっちゅうあって、テツヤの情報交換をしていた
ただ、その時気になったのは
霧崎第一高校が可笑しくなった
復讐しているらしい
その目は皆んな、殺人者のような目で
そして選手は口々に言う
「俺らも頑張るよ、お前も頑張れ」
と
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