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月島×山口 [5] ☆
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(月島目線)
授業が終わると必ず俺の所に来る奴がいる
そいつは______
「ツッキー!部活行こー!」
「山口、うるさい。」
「ごめんツッキー!」
山口 忠のことだ
いつも部活だけでなくいろんな時に
何かと俺にかまってくる
そういえばこの前の部活のときに
ジャンプフローターサーブができて
喜んで俺に言ってきたっけ
そんな山口の成長ぶりに
俺もちょっと喜んだり......
まあ心の中で だけどね
自分の課題練習が終わってふと山口の方を
見たらボールを両手で持って何か考え事
しているような姿をしていた
どうしたんだろうか
そう思って声をかけようとしたとき
遅いからもう挨拶なしで終わっていいぞ って
澤村さんに言われた
考え事してる山口は部活が終わったことに
まだ気づいてないみたいだから
「山口、もう部活終わったよ」
って声かけてみた そしたら
「うわっ!な、なんだツッキーか」
って驚かれてしまった
そんなに考えることってある?
近づいて来た人の存在がわかんないなんて
「ぼーっとしてたけどどうしたの?
何か考え事でもしてたの?」
「何でもないよ気にしないで!」
って言ってるときの笑顔、
ひきつってる...分かりやすすぎ
「ふーん そうなんだなら早く片付けしなよ」
何かあるってわかってるけど
聞いても言ってくれないのは知ってるし
言ってくれることを願ってあえて触れない
山口は慌てたようにして
倉庫に持っていたボールを戻しに行った
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