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月島×山口 [7] ☆
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(山口目線)
昨日、家に帰ってから一睡もしてない....
ものすごく眠い...
『好きな人いるよって言ったの』
ツッキーのその一言が胸の奥の方に
引っ掛かって取れなくなってるみたいな感じ
「うああぁぁああぁ~」
「山口、何かあったの?」
「えっ? あ!菅原さん!」
そういえば、今部活中だったっけ
「何か悩んでることあるんだったら
相談に乗るよ?」
菅原さんにそう言われ、意を決して
「あ、あの!じ、実は.........」
「へぇ~ そんなことがあったんだね」
「それで、この気持ちが一体、
何なんだろうかというので
ちょっとモヤモヤぐるぐるしてまして....」
真剣な顔をしていた菅原さんが少し時間をためて
「ふーん 山口ってさ、月島のことこれまで
どう思ってたの?」
ときいてきた 急な質問でビックリしたけど
「こ、これまで、ですか?」
今でいっぱいだったからあんまり考えなかったな~
これまでこれまで.............あれ?
これまでツッキーのことどう思ってたんだろ?
カッコいいとかすごいとかはたくさん言ってたけど
「よく考えたらこれまでツッキーのこと
どう思ってたんでしょうね....」
「えっ?! わ、わかんないの?!」
「は、はい....昔はよくツッキーに
カッコいいとか言ってたんですけど
あっ!も、もちろん、今カッコ悪いって言うこと
ではないんですが今は色々ごっちゃになってて...」
もう、自分で何言ってるのか
さっぱりわかんなくなってきちゃった...
「集合ー!!」
脳ミソがパンクしそうになったとき、
澤村さんの声がかかった
「あれ? もうそんな時間だったんだ
じゃあ山口、話聞きたいから一緒に帰るか」
「は、はい!」
俺は菅原さんと一緒に皆が集まっている場所へ
走って行き、輪の中に入った
菅原さんに話を聞いてもらえるってだけで
解決しなさそうだった問題が
解けそうな気がした
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