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月島×山口 [12] ☆
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ここから ~目線と言う感じではなく、
第三者目線で書いていきます。
―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―
屋上に出た二人は肌寒い風に少し身震いした
「ねえツッキー、何の用なの?」
山口は目の前にいる月島に問いかけた
月島は山口の方に向き直ると
「昨日、何で菅原さんと一緒に帰ったの?」
その質問に山口は詰まった
その理由はもちろん月島のことについて
話していたからである その事を誤魔化すように
「別に特に意味は...ないよ」
うつむいて答えを濁した
山口の答えに何を思ったか月島が
「この前さ、俺好きな人いるって言ったよね」
と言いながら山口に近づいていく
山口はどうすることもできず後退りをした
「それって誰だと思う?」
後退りしていた山口だったが後ろがとうとう
壁になってしまい逃げることが出来なくなった
しかし月島は尚更山口に近づいていく
そうして月島は左手をドンと山口の顔の後ろにある
壁に強く当てた 山口は少しビクつき、小さくなった
「ねえ何で俺に隠し事するの?」
整った顔が近づいてくると意識せずとも
顔は赤くなっていくものだ
「山口、さっきの質問の答え なんだと思う?」
さっきから月島が質問ばっかりしてくるせいで
山口の頭の中はハテナが浮かんでいる しかし月島は
何事もないかのように平然とした顔をして
山口に質問してくる
山口は混乱する頭の中、唯一出た言葉が
「わ、わかんない...」
だった
この答えに月島は はあー とため息を一つして
「ここまでやってんのにわかんないとか
どんだけ鈍感なの?
俺が好きなのは............
山口、お前だよ」
二人を取り巻いていたはずの肌に刺すような
冷たい風はまるで何かを悟ったかのように
静かに存在を消していた
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