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岩泉×及川 [13] ☆
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「い、岩ちゃんが俺のこと...好きだった...?」
その事実に俺は呆然としていた
そんな俺とは対象で真面目ちゃんは思い出しながら
そういえば岩泉さんとの約束破っちゃいましたね...
と苦笑いをしながら頬を掻いている
「はいその通りです
...きいたときは私もビックリしました
ですが岩泉さんと話していると
岩泉さんが好きになっている及川さんと
女子たちが好きな及川さんとは
違っているということが分かったんです」
________________
『岩泉さんは及川さんのどんなところが
好きなんですか?』
『なあ、それって言わないといけないのか...』
『当たり前です!』
『...何て言ったらいいのかわかんねえけど
皆の前だとヘラヘラしててウザいときもある
でも...人知れず努力してることや俺にトスをあげてくれる信頼っていうかそういう真っ直ぐなところ...かな?』
『へええ!いいですね!普通だったら
及川さんのルックスとかにホレるのに...』
『顔はちょっとどころじゃなくウザいけどな』
『そんなこと好きな人に言っちゃあ駄目ですよ!』
『まあそうかもな ハハッ』
______________
「そ、そんなこと言ってたの...?」
「はい それに及川さんの話をしているときの
岩泉さん、とても嬉しそうなんです
いきいきと話してくれるんです
ここまでわからされたら岩泉さんのこと
諦めるしかないじゃないですか...
絶対に敵わないんですもの」
知らなかった...岩ちゃんが俺のことそんなに
想ってくれていたなんて...
「だから...もう溜め込まないでください
岩泉さんが死んだのは
及川さんのせいではないんです...
好きな人を守りたい そう思って岩泉さんが行動
しただけなんですから...むしろそれだけ
愛されてるっていうことなんですよ...」
「.....い、岩ちゃん...ふぇっ...ヒック...岩ちゃ...
お、俺も...ヒック...好きだよ...大好きだよ...ぅわぁあん...な、んで...死んじゃったの...うぅ...うわぁぁん」
岩ちゃんが死んでから一回も
泣いていなかった...いや、泣けなかった
悲しみが大きすぎて涙が出なかった でも
それは我慢していたんだ
数日間分の涙が堰を切ったかのように
溢れて自分でさえ止められなかった
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