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侑菜の願い
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とりあえず侑菜と見知らぬ男を家にあげた。
侑菜を見て仁美と泰蔵は驚いていたがすぐに満面の笑みで久方ぶりの孫との再会を楽しんでいた。
「で、姉ちゃん。頼みってなに?あと、その人誰?」
しばらくして頃合いを見計らい侑紀が侑菜に声をかける。
祖父母は心配そうに二人を見守っている。
侑菜は一瞬暗い表情を浮かべ言いにくそうにポツリポツリと話し出した。
「この人は私のマネージャーさんで、高槻千尋さん。」
高槻千尋さんはやたらと容姿端麗だったため侑菜の恋人だと思っていた侑紀は拍子抜けした。
にそれは、わかった。なんで姉ちゃんがこんなところに来たんだ?yu-ki*の、仕事忙しいんじゃないの?」
侑菜はyu-ki*の名で芸能活動を行っている、今の人気急上昇中のタレントだ。
その為休む暇がほとんど無いほどだと以前メールで聞いていた。
「それは大丈夫。休みをもらってきているから。」
侑菜はスッと立ち上がり侑紀に向かって頭を下げる。
「お願い!!侑紀!!2ヶ月だけでいいから私の代わりにyu-ki*になって!!」
「は……?」
一体、どういうことだ?
侑紀の頭のなかにはたくさんの疑問符が浮かんでいた。
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