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侑紀の身の上話4
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「しばらく経って、侑菜の様子がおかしくなりました。裏と表の顔が激しくなりました。俺以外の人間にはひどく接するようになりました。俺には甘い笑顔を向けてくれていましたが、他には…。レッスン教室は侑菜の絶対王政のようなものになりました。その頃から俺はレッスンには通わなくなったんです。」
「それはどうして?」
「多分、怖かったんです。侑菜の敵になるのが。」
そう言って侑紀は悲しそうに笑った。
その笑顔があまりにも
儚くて。
つい、俺は榊原侑紀を抱きしめたくなった。
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