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このまま、信じて side.侑紀
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朝、いつもより早く高槻さんが迎えに来た。
そして、事務所まで連れて行ってもらった。
「申し訳ありませんでした!」
俺は犀川社長に部屋に入ってすぐ、謝った。
「いいのよ。侑紀君。あなたも、千尋ちゃんも座りなさい。」
会釈して、ソファに座る。
「昨日のこと説明してちょうだい。」
「はい。」
俺は昨日のことを全て話す。
「そうね。柊を信じてみなさい。」
意外とあっさり許してもらえた。
「ありがとうございます。」
「ただし。」
いきなり声が低くなり、目つきが変わった。
「絶対にすっぱ抜かれるんじゃないぞ。それでは侑花の思い通りだ。」
その目の真剣さに固唾を飲んだ。
「はい。」
このまま、信じてみよう。
柊さんも、高槻さんも、橘さんも、犀川社長も。
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