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お詫びと言ったらなんだけど side.翔太
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舞踏会のシーン。
あまり胸元を出さずになおかつドレスで胸元にボリュームを持たせて、なるべく捌きやすい裾のドレスがいいだろう。
今回のドラマは衣装はこちらで用意していいことになっているのが面白い。そして何より助かる。
「千尋、ワゴンにドレス積むの手伝って。」
千尋に声をかけるものの、返事はない。
「おーい、千尋ちゃーん?」
ふざけてちゃん付けで呼ぶとこちらをすごい勢いで振り返り、睨みつけてくる。目元がどことなく赤く色づいていて色っぽい。
「お前が昨日、好き勝手したせいで腰が痛い!それに、朝かかってきた侑紀さんからの電話も勝手に出るし!だからお前が一人で運べよ。バカ。」
「えー?俺だけの責任?千尋だってもっともっとぉってしがみついてきたじゃん。」
面白いくらいに千尋の顔が赤くなっていく。
「それに侑紀くんからの電話は俺もお前もよくわからないだろ?社交ダンスの女性パートなんて。」
ばつが悪そうに千尋は目を伏せる。
「悪いなーって思ってるからこうやって早めに仕度して侑紀くんのところに行こうとしてるしね。」
「うん。」
あー、千尋は本当に可愛い。
侑紀くん、お詫びと言ったらなんだけど早めに行きます。
じゃないとまた千尋を押し倒しそうだからね…。
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