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舞踏会へ行きましょうか、お姫様? side.翔太
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「じゃあ、また後で。」
柊が先に家を出て、後から侑紀くんが出る予定だ。
「いってらっしゃい、諒さん。帰りは何時頃ですか?」
先ほどyu-ki*スイッチが入ったかに思われた侑紀くんはありのままの自分に戻っている。
というか。
「なあなあ、千尋。ありゃ、新婚夫婦か。」
「お前、馬鹿じゃないのか?」
隣にいる千尋は長年の付き合いからこの後に俺が言おうとしているとこを察したのかなんだかそっけない。
「俺たちも毎朝…。」
「やらない。」
「キスも付けるから!」
「余計いらない!!!」
プイとそっぽを向かれてしまう。
20後半の男がやって、この破壊力…。
流石俺の千尋である。
「侑紀さん、そろそろ出ますよ。」
赤い顔で千尋は仕事に逃げる。
「じゃあ、王子様も待ってることだし。舞踏会へ行きましょうか、お姫様?かぼちゃの馬車はないんでワゴンだけどな。」
「お前ほんとバカ…。」
侑紀くんは苦笑い。
千尋は呆れながら大きくため息をついた。
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