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ら、して……
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絡まる袮緒の指に欲情した。
押さえていた欲望が、頭をもたげた。
最低だ。
食事前のキスで止められ、脇腹に触れて止められ、最後には疲れたからと拒否された。
そこまでされないと止まらない自分の欲望が情けない。獣じみた行いが慚愧となり心を染める。
急に、顎を掴まれ、くいっと顔を持ち上げられた。
顔にかかっていた手が外れ、視界が開く。
袮緒の顔が近づき、唇が触れた。舌が、俺の口内に入り込んできた…。
今日はしないって、言ったよな?
疲れてるって、言ったよな?
なんで誘うんだ? なんで、煽るんだ?
何を、考えてんだ?
俺の頭には、疑問符ばかりが浮かぶ。疑問を言葉にしようとしても、口は袮緒に塞がれ、言葉が紡げない。
袮緒は、そのまま俺のベルトに手をかける。前を緩めると、するりと下着の中に手を入れた。
「んっ………ね……?」
ゆるゆると動く袮緒の手は、俺をさらに膨張させる。
じゅるっと音を立てて離れた袮緒は、唇をぺろりと舐めあげた。
「ねっ……」
言葉を発しようとする俺の口を、袮緒は人差し指で封じる。ゆるりと妖艶に笑み、顔を落とした。下着をずらし、何の躊躇もなく、俺のモノをパクリと咥える。
「んっ」
予期しない刺激に、俺の口から声が漏れる。
袮緒の舌が俺のモノに絡みつく。顔を上下に揺すり、わざとに音を立てて、涎を零し、唇で扱き上げる。
俺は思わず、袮緒の頭を両手で掴んだ。
「なっ、……はぁふ……」
Yシャツの隙間から忍び込んだ袮緒の指が、脇腹や背中をいやらしく徘徊する。
袮緒は角度を変えながら、俺の様子を探るように、ちらりと瞳を上げ、俺を見る。その顔に俺はさらに欲情する。
より一層大きくなる俺の反応に、袮緒は口を締め舌を這わし、根元を手で扱く。
「ぁっ…ふぁ……ねぉ、はな、……せ、」
髪を掴んで袮緒を引き剥がそうにも、手に力が入らなかった。
袮緒はさらに深く銜え込む。
「ら、して……」
咥えたまま、口の中に出せと言う。
その声の振動に、口内の感触に、堪らず俺は、白い欲望を袮緒の口の中に吐き出した。
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