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まだ、怖い
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口の中に広がる感触に心が満たされる。
須栗さんは、肩で息をしながら、赤い顔のままでオレを少しだけ睨んでいる…気がした。
オレは、ごくんっと音を鳴らし、須栗さんの白濁を飲み干した。そのまま、丁寧にまだ固い須栗さんのモノを舐め上げる。
「……袮、緒?」
荒い息のまま、オレに呼びかける。オレは、ちらっと須栗さんを見ただけで、やめる気はなかった。
須栗さんのモノをについた白濁や涎を綺麗に舐め取り、黙って乱れた衣類を整える。耳元に唇を近づけ、囁いた。
「ごちそうさまでした……」
須栗さんに背を向け立ち上がり、トイレに入る。
疲れていて断った訳じゃない。
本当は、ちゃんとセックス、したかった。
でも…。怖かったんだ。
便座に腰をかけ、下着で締め付けられていた自分自身のモノを引きずり出した。
いつ弾けてもおかしくなかった。
オレのモノは膨張し、パンパンに張りつめていた。
オレの口の中で大きくなる須栗さんのモノ。
口から洩れる微かな喘ぎ声。
指に反応して、ぴくんと反応する身体。
イク時の切ない顔。
下唇を噛みこんで、漏れそうになる喘ぎを押し殺す。
今さっき眼に焼き付けた情景を思い出し、自分自身を慰める……。
トイレットペーパーに吐き出した自分の欲望に涙が溢れそうになる。
触りたい、撫ぜたい、繋がりたい……。
触ってほしい、撫ぜて欲しい、オレを愛して欲しい……。
思っても、まだ、オレは怖い。
臆病なオレは、嫌われるのが、まだ、怖い……。
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