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あの日のオレは、相当酔い潰れていた。
こんな展開になるとは予想もしていなかったが…
時は、遡って1週間前の金曜日。
オレは会社の同僚と仕事終わりに飲んでいた。
「くっそー!部長の野郎、あそこで余計なこと言わなければスパッと会議が終わって残業なんてする羽目にならなかったのによ!」
「まじなー、いっつも一言多いよな。」
オレの愚痴に同僚の1人が同意する。
「まーまー、仕事の話はこれくらいにして、明日は休みだ!パーっと飲んで嫌なこと忘れよーや!」
さらに他の同僚がそう言ってビールを飲み干す。
それを皮切りにオレらはドンドン飲むスピードを速め盛り上がっていった。
「そういや、航輔(こうすけ)ってしばらく彼女いねーよな?」
「ん?あーそうだなー」
「作んないの?そんな羨ましいほどイケメンな顔して」
(出た出た、この質問。)
「んー、まー欲しいけどなー。まだ自由に遊んでたいかな。」
オレは戯けてみせる。
「ちゃれー!そんなん言ってると結婚できなくなるぞ!」
「はは!余計なお世話だっつーの」
オレ、ゲイだ。女には興味ない。
もちろん、周りには本当のことなど言えない。
だから、自分で言うのもなんだが、このいかにも女好きそうな外見を利用して、適当に遊びたいからとか理由をつける。
だいたいそんなんで周りは納得する。
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