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俺逹は Share one's fate ~運命を共にする~
IN紅咲家
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鬱夜side
次の日、連は学校を休んだ。というより透子さん達が休ませた。
連は受験生だから行くと言い続けていたが、行ったとしても逆に他の人に移る可能性があると言われ渋々自室にこもった。
って言うか、連マジで頑張ってたのな。いつもちょっかい出してくるのは、ただの欲求不満かと思ってたけど、疲れていたのかもしれない。
もう少し、自分から連に近づいた方がいいのか?
……どうやって?
「なあ、鬱夜ぁ。俺ちょ〜眠い。」
そうだった。今俺、紅咲の家に来てるんだっけ。
「お前が教えろっつたんだろ。…でも、まあ少し休憩するか?」
紅咲は思いっきり背伸びしてから少し考えるそぶりをし、また口を開いた。
「うんにゃ、今日はもう終わろっか。お前んとこの弟風邪なんだろ?」
「あぁ。って俺誰にも連のこと言ってねえよな?」
「ん〜?弟達が言ってたし、それとそこらへんの連の取り巻きがスゲェ騒いでたしな。嫌でも耳に入るわけよ。」
一体紅咲は何者なんだろうか。普通、誰が連の取り巻きかなんてわからねえよ。
「あ!そだそだ、俺の彼女がさ、お前に会いたいってさ。」
「…は?」
「いや、お前と連の話をしたら楽しそうな人なんだね〜みたいなことになってさ。」
紅咲の彼女か…。
少し気になるかもしれない。
紅咲は顔もかなりいい方だと思う。それに、中身もフレンドリーですぐにみんなの輪に入り込める。
「考えとく。」
「よろしく!」
俺は、どうしたら紅咲みたいに彼女と仲良くなれるだろうか。もっと連に近づきたい。
「それじゃ、帰るな。」
「おう、ありがとな!」
「べつに。」
「「えええぇぇぇ!?」」
ドアを開けると双子が部屋になだれ込んできた。
まるで、盗み聞きしていたかのような感じに……。
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